エンジニアがWeb系の仕事に携わる際に習得しておくべき言語は、HTMLとCSSです。
HTMLは、HyperTextMarkupLanguageの略です。
人間はWebサイトのタイトルや写真、サイトの構成などを目で見て何となく判断できますが、コンピューターにはそれができません。そのため、コンピューターが理解できる形に変換してあげる必要があります。
この、Web上に表示したい文章や写真の情報をコンピューターに指示するための言語が、HTMLです。世の中にあるWebサイトの大部分が、HTMLで構成されています。
HTMLは、HTMLタグを使って表示する文字に意味を持たせます。例えばリンクを埋め込みたいときは<a>、画像を挿入したいときは<img>などを用います。HTMLタグは100種類以上ありますが、すべてを使うわけではないので、よく使うものだけ覚えておけば十分です。
CSSは、HTMLで記述した文字のサイズやフォントの種類、色、背景、レイアウトなどを細かく指定するためのスタイルシート言語です。あくまでHTMLで記述したコードを装飾するための言語なので、CSSだけ学んでも意味がありません。
HTMLでWebサイトの見栄えを制御することはできなくはないですが、レイアウトが崩れてしまう可能性があります。そのため、Webサイトのスタイリングでは無理にHTMLを使用せず、CSSを使用するようにしましょう。
CSSでは、要素の色や形を時間差で変えたり移動させたりすることで、アニメーションのような動きを表現することもできます。より動きを細かく指定したい場合は、JavaScriptなどで制御する必要があります。
どちらも比較的習得は容易なので、Web系の仕事に携わりたいのなら、早めにマスターしておきましょう。